ちゃんいまの、きょうコレにハッとしました!

きょうハッとしたことを記録するブログです

映画『愚行録』:見ながら考えた、わたしの「世界」のつくりかた。

昨日、「愚行録」を見ました。

本当にすっごっく面白かった。

軽く見るつもりが、ワンカット目から引き込まれ、気づいたら見入ってた。

面白い映画って、見続けられる引力がずっと続く。

それは時にストーリーで、時にとびっきりの役者の表情や演技で、

時に今までと違う世界の見え方が自分の中に入ってきたときでもあるかもしれない。

 

「愚行録」を見たあと、

これって、人間の嫌な部分・人間の本性的な部分をずーっと描いていて

気づけば、残酷に残酷が積み重なっていく。

本当にこんなことできるかな、人間ってこんな恐ろしいことできるてしまう

生き物なのかって考えてしまった。

 

そして、映画を観て考えていたら、

私の「テーマ」っていうものの捉え方が変わってしまったので

書いておきたくなってしまった。

昨日初めて「テーマ」ってものがこんなに重く、根深く、

作品に張り巡らされるものだって、初めて知った。

 

 

この「愚行録」という映画は、

一年前に起こった一家殺害事件の真相を暴こうとする記者と

被害者一家をよく知る友人たちの証言たち、さらに記者の妹も絡み合っていき、

気づけば、事件の真相に近づいていく。というお話。

 

 

1カット目から、とてもドラマチックで、

そのドラマチックさに、あっという間に作品の世界に吸い込まれ、

物語が始まりだす。

 

仄暗いんだけど奥の方で艶かしく輝いている美しさと、

女優の毛穴まで見えてしまうハッとする生々しさが同居する映像の中で、

登場人物たちは、自分しか知らない、あいつの隠れた部分を語り始める。

「あいつ、本当は、こんな人間だったんだよ。」

物語はどんどん、人間の隠された、奥の奥に迫っていって、

不意のドラマチックさが、そのあとの残酷さをきっと引き立たせ、

音楽が残酷さをしっかり届けてくれる。

 

そして、気づいたんですよ。

テーマが全部を決めてるんだって。

 

テーマを表現するためにストーリーが用意され、

テーマを表現するために映像のトーンが決められ、

アングルが用意され、役者の表情、声、動きが、音楽が重なり合って、

で、それって全部「人間の本性を暴き出す」ってことに注がれている。

テーマってそれくらい深く深く物語の世界観を支えるもので、

そのテーマが重く、深く、複雑であればあるほど、

つまり描くのが困難であればあるほど

様々な描く方がある故に、映画自体もきっと深みを増すのではないか。

(ごめんなさい、よく考えたら、当然のことなんですけど。)

 

この映画でいうと

人間の嫌な部分、隠された部分がどうしたら現れるのか、

どんな話にしたら、どんな表情をしたら、どんな映像のトーンにしたら

このテーマが炙りだされるのかを、映画全部でやろうとしているんだなって。

 

テーマ=物事を判断する基準と言えるかもしれない。

 

以前に、

小さくて指摘しなくてもいいかと思っったことでも、

例えば100個指摘して修正したら、きっと違うものが出来上がっているって

ツイートを見て、まさに世界を作るってそういうことだなっとだなって思って、

 

あと、

こまめな日常をしてくことが結局は人生の大局を決める。

小さな日常が、いい加減では、大いことは成し遂げられない

っていうツイートもあって、

 

 

概念での「日常を丁寧に送ることが大切」ってのは理解してても

実践ってすごく遠いものに感じていたんだけど

もし、「愚行録」が細かいところいい加減だったら、

決して私の見た「愚行録」にはなっていないんだよな。

あんなに細部までこだわったからこそ、テーマが作品中にはりめぐらされ、

結果、「愚行録」という世界が出来上がって、

やっと、描きだそうとしているものが見えてくるんだよね。

 

 

だから、何かを決める基準や

やがて「世界」を作っていくんだとしたら

 

じゃああたしのテーマってなんなのだろう。

まあどう生きるかってことなんだけど。

表現したいテーマがはっきりしているほど、

きっと私のメイクや服装や時間の使い方は

それをあらわして、細かい部分まで決めていくことができて、

私はだんだんテーマと同化していって、

それは、きっと、いつしか私のスタイルとなって、

やがて「私の世界」が出来上がるのではないだろうか。

 

 

しかも、その「世界」ってものは

きっと細部のほんの小さなところを一つひとつ積み重ねていくことで

やっと見えてくるものなんだ。

だから、そこまで見てないよ、とか、こんな小さなこと気にしないとか

そういうことが自分を作っているなら、

やっぱり小さいことこそ大切にしなきゃダメだ。

 

作品も、私の世界も、作り方は同じなのかもしれないなって

 

 

話すごい飛んじゃったけど、これはハッとできてすごくよかった。

まだまとまり切っていないんだけど、載せますね。

また自分の中で、もうちょっとまとまったら書けたらいいな。