ちゃんいまの、きょうコレにハッとしました!

きょうハッとしたことを記録するブログです

本:黒田泰蔵『白磁へ』:運命を感じたとき、あなたはその運命いますぐ飛び込む勇気はありますか?

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タカラ」の入り口に立ったその人の姿は、半世紀経った今もありありと思い浮かべることができる。顔に見覚えがあったではない。もちろん名前も知らない。しかし、その刹那に運命を感じた。

 

「この人なら僕を救ってくれる。」

 

この本は20歳でパリへ渡り、カナダで轆轤(ろくろ)と出会った。

世界的陶芸家黒田泰蔵が「白磁」を見つけるまでの物語。

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映画『聖の青春』『怒り』:表現を一歩上にいかせる魔法って??

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役者とは、その役を纏うことができる人のことだと思う。

 

誰々が役を演じるために「○Kg減量した」とか「髪を切った」とか

ニュースになるけれど、それはやっぱり役者として当たり前のことなのかもしれない

と、実はいまでは思うようになってしまった。

 

このことを意識するようになったのは

『キンキーブーツ』という舞台での三浦春馬のお尻や脚がヒールによって作られた

お尻や脚でびっくりしたというブログかニュースの記事をみてから。

 

なんでも三浦春馬は自宅でも高いヒールを履いて過ごしたらしい。

もちろん1日で作り上げられるものではない。

その脚・その尻にこそ観客は、三浦春馬でなく役を見ることができたのだ。

 

 

最近、『聖の青春』と『怒り』を見た。

『聖の青春』は

松山ケンイチ演じる、若くして亡くなった天才棋士村山聖の物語。

棋士役の松山ケンイチと東出昌宏は半年以上前から将棋の駒を持ち歩き、

練習をしていたらしい。

 

そーゆーことなんですよね!!!!

 

もしも、天才棋士役の松山ケンイチさんの手が、羽生善治役の東出さんの手が、

おぼつかなかったら・・・!

私たちはきっと、彼らの手元が気になり、その物語に入っていけない。

クライマックスの対決は、全然クライマックスではないし、感動すらできない。

(実際は、すばらしい手つきに加え、まるでドキュメンタリーを見ているかのような存在の仕方。東出さんにいたっては、羽生さんと見間違うほど・・・似、似てる!!!!)

 

 

そして『怒り』は、

まさに役者の役づくりのチカラが高まって出来た映画というかんじで

展開も役者も、マジで目が離せない映画!

 

もしも違うレベルの役者だたちが演じたら、

違う物語になってしまったんじゃないかと思ってしまうくらい、役者がいい!! 

妻夫木聡は、本当にゲイだったし、

宮崎あおいは、どうしたらこんなに泣けるのってくらい感情をだしていたし、

松山ケンイチは「聖」とあまりにも違いすぎたし

(そもそも、体重だけでも20kgは違う)

皆、外見も感情もまさに、その役そのもの。

 

 

立て続けにそんな素晴らしい映画をみたら

どうしたって役者について考えざるを得ないんだけど、

そして気づいたのは、当たり前すぎることなのですが、

 

普段、見ている物語の世界は相当の時間と努力で作られている物語なのだ。

つまりそれが、ショウなのだ。

 

ということ。

 

極端な話、その役が纏えるのであれば演技の経験がなくたって問題ないのだ。

(きっと、竹内ピストルさんはきっともうそのままで役そのものだったのだろう。)

 

役が纏えなければ、役者はその物語の一部ではなれないし、その世界に登場できない。

見た目は一番わかりやすいけれど、

病気の役なのに太っていたら、(痩せられなかったら)

病気で太ってしまう設定に変えなければならない。

その役者がどうしても使いたい場合は、設定を変えるだろうし、

反対に見た目がばっちりでも声や演技があまりにも合わない場合も、

役は纏えないかもしれない。

 

あんなに顔も綺麗な人たちが、あんなにさらけだして演じて、

その役を纏えるように日々努力する。

本当に選ばれたひとだと思うし、そういうことなんだと思う。

逆に、そこまでしないとショウにはなり得ないかもしれない。

 

 

そう考えるとショウはとっても贅沢ですよね。

(もちろんここに、脚本・演出・スタッフの技術が加わってこそ

極上のエンターテイメントが生まれるわけですが。)

 

 

昨日宮沢りえさんが出てる、プロフェッショナルをみた。

彼女ほどの技術があれば、それなりに見せることだってきっとできるはずなのに

すっごく悩んでた。

 

 

 

物語を一段上にいかせる魔法って一体なんなんだろう。

 

 

7月メモいろいろ

下半期に突入しました、ね。

本日はここ最近のメモです。

 

 

・藤達也という俳優のすばらしさについて

「しあわせのかおり」という映画での藤達也さんがずばらしくびっくりしました。

ワンさんという日本人でない人物をリアルに笑いもおこさせないくらい自然に

演じられる俳優さんが日本にどれほどいるでしょうか。

今日見た映画にも出ていたけれど、とてつもなく素晴らしい俳優の一人だと

「しあわせのかおり」という映画をみて、認識させられました。

そして、この「しあわせのかおり」という映画もとってもすばらしかった。

しあわせな時間が流れている映画でした。映画にはそれぞれの時間の流れ方があると

思うのですが、これはいい人しか出てこないし、まさにしあわせの香りがただよう

映画でした、よ。

 

 

永い言い訳

とってもよかったです。

それぞれの立場のひとがそれぞれの言葉を発している。

誰かの意見だけで物語が成り立っていないというところに物語の深みというか

が感じられてとてもよいなと。

だから、いま、西川さんの本やインタビューを読み漁っています。笑

エッセイでは、西川さんでさえこんなに悩むんだ!とびっくりしたり勝手に安堵したり。

 

 

・Nakamura Emiさん

もうずーっと好きなんですが、

ここ2ヶ月くらい毎日アルバム2つを繰り返し聞いていて励まされている。

すっごくすごく良いです。

頑張らなくっちゃいけないときって時に孤独になりますよね、

そんなとき、正面向いて、立って、歌う彼女の姿にとっても励まされます。

ありがとうございます。

 

 

・ソールライター展

なんでこんなこんでるのかってくらいすごい混んでた・・・!!

びっくり。

でも、なんかソール・ライターってやっぱりおしゃれなんです。

すっごく遠くから引いたところからやたらとっていたり、

ガラスになにか映りすぎていて、実際の被写体がなんなのかわかんないくらい

溶け込んでいたり、足もとだけだったり、なんかかっこいいんです。

カメラを肩からかけているひとが多かったな。

 

 

 

きのうで下半期突入。

 

もっとうまくなりたい。

もっと見たいものを的確に提示できるひとのなりたい。

もっと、もっと・・・

その方法を探りたくて、

今日も本を読んだり、映画を見たりしているのかもしれない。

でも、なかなかうまくはいかないし、サボりたくもなっちゃうし

そうこうしているうちにもう日曜も終わってしまいますね。

 

でも、悩んだり、失敗したり、そんななかにうまくいくことに

繋がる道があるとしんじて・・・あしたからもやっていこー!!

設計図はきちんと書く!これは絶対ですね!!

 

 

 

 

 

草間彌生『わが永遠の魂』:いきたい、いきたい、いきたい。 わたしは前衛芸術家草間彌生です。

 

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入った瞬間、「わー」ってなった。

それは、草間さんの色使いがとっても素敵だったから。

いきてるパワーが溢れてる色だった。

 

そして、

つぎの空間入ったら、「わわわー」となった。

それは、壁一面にあの色トリドリの作品が並べられていて、

色がとにかくパワーがとびだしてきたから。

 

ど!

どど!!

どどど!!!

 

すごい、この色彩感覚がすごい。

でも、このすごさのパワーは全てが明るいものだけではない。

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映画『ラ・ラ・ランド』:人生っていいもわるいもなかったのか。これがいいし、最高です。

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人はみんな、道はたくさんあって、自分で選ぶことができると思っている。

選ぶ瞬間を夢見ている、といったほうが近いのかもしれない。

私も、そうだった。

しかし今、知った。

はっきりと言葉にして知ったのだ。

決して運命論的な意味ではなくて、道はいつも決まっている。

毎日の呼吸が、まなざしが、繰り返す日々が自然と決めてしまうのだ。

 

吉本ばなな『キッチン』

 

 

今日、『ララランド』見ました。

ラスト、涙が止まらなかった。そして、人生のことを考えた。

(※ネタバレあり)

 

 

これは

予告編から連想させる最後まで楽しくハッピーなエンタメミュージカル映画

ではなかったし、期待値が高すぎる宣伝故のある種の物足りなさも

感じなかったと言えばウソにはなるんだけど、

 でも、でも、でも・・・!

これ見て、もしかしたら人生ってそういうことなのかも・・・ってハッとした。

(多分見た人によって感想が違う映画なのであくまで私が感じたことを書きます。)

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POPEYE三月号:かっこいいオトナの無名時代と人生の答え合わせ。

 

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magazineworld.jp

 

今月号のポパイ、本当にすてきだし、ヤバイ!

来月になくなっちゃうの、まじでもったいない!

 

昔っから、

いろんなひとの「実は…」みたいな、無名の頃の話が、

私は大好きなんです。

 

あの頃は、「いつか、彼らみたいに輝きたい!」そんな風に思いながら

まだ原石だった彼らの話と、”無名”のいま自分を重ねて

ここは彼らと一緒だ!と嬉しくなったり、

今の私の年齢で全然先に進んでると悲しくなったり

まるで、自分の人生の答え合わせするみたいな感覚で必死に読んでいたっけ。

(今考えると、相当痛いですが、あはは、いまもまだあんまり変わってないかも!笑)

 

 

どの方の話もすごく興味深いし、みなさんカッコイイし魅力的すぎるぜ!

そしてなにり書き手のみなさんの真摯な姿勢がものすごーく伝わってくる!!

取材メモにはこぼれ話的な場面が描かれていて、

思わず笑ってしまうし、思わず、惚れ惚れしちゃったりもする。

(とくにヨンスさんとかね!どこまでかっこいいんだよ!)

 

 

そして、あの「サントリー烏龍茶」「ユナイテッドアローズ」などの

有名のアートディレクター葛西薫さんの経歴は実は今まで全然知らなくて

(最初っからサンアドではなく、白山の印刷所にいらっしゃったとは…!)

 意外だった!!(といっても23歳で入社されておりますが…)

そして、そういう話にめちゃめちゃ勇気付けられる私・・・(笑)

(ええ、いい歳でございます)

 

印象的だったのが

「いまだにあの頃の不安がいまも続いています。

いまだにどんな事柄でも吸収しないと、と思っていて。

一生勉強ですね。」

「好きなことをして食べさせてもらっているから、ありがたいです。」

 

 

ピエール瀧さんの

「こういう言い方が適切かはわからないけど

ゆとり教育以降って、

『きみはキミのままでいることが素晴らしい、キミには価値がある』

という教育でしょ。

でも僕らの頃は『所詮、オマエみたいなものには価値がない』

という教育だったんです。~中略~

そこから抜け出したいんだったら努力しろ、ちゃんと向き合え、

そうすればチャンスはあるかもよ、っていう。」

 

結局、いつの時代も

自分と向き合い、自分を壊していかないと

道は見つけられないのか。

 

山縣良和さんの

「ロンドンは”技術と自分がどう付き合うか”を考える。

『技術を新しく生み出しなさい』という教えでした。」

 

自分なりのやり方・方法を見つけることで

きっと自分なりの新いい発見を含まれるのか。

 

細野晴臣さん

「僕はずっと才能なんかないと思って今までずっとやってきたから。

音楽は単なる趣味。ただ、音楽が好きってことだけは確か。

それだけは人に負けない。

だから才能なんかなくても、やっていけるんですよ(笑)」

 

才能、絶対ありますが、細野さんでもこんな風に考えるのか。

 

結論、

あーみなさん、かっこいい!

 

 

最後のさいごまで、すべてのページが本当に読み応えがあって

雑誌でこんな感覚久しぶり。

どのページもすごい情報と愛が詰まっている感じ。

 (※なので、まだ読み切れてません!!笑)

 

 

すごいな!!やべー!!!

やっぱりこういうのは伝わりますよね。

 

 

じっくり読んでかっこいいおとなに近づきたいものです。

 

 

かっこいいおとな目指したい方は、ぜひー。

 

 

映画「リリーのすべて」:その夢は、あなたの人生の優先順位で何番目に大事なことですか? そして「夢」と「欲望」の差。

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これは、

名前も分からない自分の欲望に挑みつづけた、

世界で初めて性転換手術で女性になろうとした、

リリーのお話。

 

まだ性同一性障害という言葉が生まれることすら想像できない時代。

「リリー」としてドレスを着るようになった画家のアイナー。

最初は楽しんでいた妻も、次第にリリーでいる時間が長くなる夫に苛立ち始める。

でも、でも、アイナーにとっては、アイナー自体が仮の姿で

「リリー」こそやっとみつけた本当の自分の姿だった…。

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